ひぐらしのなく頃に 第5巻 初回限定版出演:保志総一朗 /中原麻衣 /雪野五月 /かないみか /田村ゆかり
ジェネオン エンタテインメント
発売日 2006-12-08
自分は殺人を犯したのか、それとも犯していないのか? 自分が呪うと人が死ぬのか。妄想と現実が交錯する「祟殺し編」完結回。バスタオルひとつを巻いた姿の沙都子を外へと連れだし、ふたりっきりで会話をするという、本当ならドキドキとする萌えシーンも、その狂気ゆえに恐ろしいものに思えてくる。情念が祟りを呼び、結末はとてつもないものに…。さて第14話、第15話は「暇潰し編」。本庁の捜査官が雛見沢村に訪れて、古手神社のひとり娘・梨花と出会う。梨花は捜査官に「東京へ帰れ」と警告する…。雛見沢村の恐怖を、東京の捜査官という第三者視点から描くエピソード。『ひぐらしのなく頃に』のおもしろさはその情報量の豊かさなのだ。(志田英邦)
アニメ版第1期の折り返し、インターミッション的な巻です 2007-01-12
アニメ版『ひぐらしのなく頃に』第5巻。『祟殺し編』最終話と『暇潰し編』(全2話)が収録されています。全体で言うと全26話中の第13話から第15話に該当し、丁度折り返し点、且つ「出題編」のラストとなっています。
『祟殺し編』最終話は、ほぼ圭一と沙都子の最後のすれ違いに費やされています。エピローグに至るまでの展開は、声優さんの優れた演技もあって、何とか原作のテイストは再現出来ていたと思います。一部テレビ放送時と異なるシーンがあり、それがかなり悲惨なシーンであるだけに賛否を分けそうですが、これも『ひぐらし』らしさだと評価出来ると思います。
問題はエピローグ。非常に無機質な演出で締められていますが、原作に溢れていた「最悪のクライマックスシーン」の迫力は皆無で、ただ後味の悪さのみが残ります。原作を知らない方がこれでこのシナリオに魅力を感じられるのか、甚だ疑問ですね。
『暇潰し編』はもともとの原作が短いので、他編以上に原作のテイストは残せた(麻雀シーンの割愛は残念ですが止むを得ないでしょう)と思いますが、赤坂のキャラが少々ひ弱すぎる印象でしたね。誘拐現場にスーツで乗り込むって言うのはいくら何でも場違いでしょう。
今巻にはレナ・魅音・詩音等のメインキャラがほとんど登場しません。萌え要素、ギャグ要素も薄い上、惨劇も一部を除けば極端に印象的には描かれていませんので、イマイチ存在感に欠けるパートと言う印象ですね。ただ、幸いに第2期の制作が発表されましたので、そちらへつなぐ橋渡しとしては重要なパートでもあります。『暇潰し編』は割愛の予定もあったそうですが、そこまで愚かではなかったスタッフの見識を先ずは評価したいと思います。
封入特典の『ひぐらし』を特集したフリーペーパーの縮刷復刻版は、特にコミック版ファンにとっては嬉しい内容ですが、どうせなら縮刷せず出して欲しかったですね。これでは記事が全く読めません。
さらに詳しい情報はコチラ≫